D-square
2005-01-30T00:10:17+09:00
discsquare
【Cozy】がお伝えする フライングディスクあれこれ
Excite Blog
アルティメット
http://dsquare.exblog.jp/1870140/
2005-01-30T00:07:20+09:00
2005-01-30T00:10:17+09:00
2005-01-30T00:05:24+09:00
discsquare
公式種目
アルティメットは、国内で一番メジャーな種目で、フライングディスクの中では、最も競技人口が多い種目です。
内容は、縦100m横37mの芝生コートを使用する、ディスク版のアメリカンフットボールのような種目です。人数は、7人対7人の2チームで行います。 縦100mのうち、両端の18mずつがお互いのチームのエンドゾーンとなっており、自分たちが守るエンドゾーンから、相手チームのエンドゾーンへパスをつなぐことによって得点が入ります。
途中で地面への落下やキャッチミスでパスが失敗すると攻撃権が相手チームに移り、その場所から逆に自分たちの守るエンドゾーンへ攻めてこられます。
パスを受け取った人は歩くことができず、軸足を決めてピボットすることしかできません。
パスを投げる先の味方には、たいていマンツーマンでディフェンスされていて、そのまま投げると簡単にパスカットされてしまいます。ですから、ディスクをもらう味方は、自分についているディフェンダーをフェイントを使って振り切り、全速力で走ります。投げる側は、その味方が走っていく前方をめがけてスローし、ちょうど走った先でキャッチできるようコントロールします。
走っていく先に投げるパスをリードパスと言います。
正確にリードパスを投げるのも難しいですが、投げる側にもディフェンスがついていますので、そのディフェンスの動きをかわしながらリードパスを投げなければなりません。
また、ディスクを受け取ってから10秒以内に投げなければならないルールになっているので、気持ちがあせってミスすることもあります。
ディスクを受ける人は、フェイントに失敗してディフェンスについて来られたら、他の味方へのパスコースをふさがないように、また走って後方に戻ります。
したがって、敵も味方もいないオープンなスペースにパスをもらいに走って、失敗したらスペースをあけるため、後方に戻って、次の味方がオープンスペースに走りこむ……、ということを繰り返さなければなりません。
サッカーコート並みの広さのコートで試合時間中、ほとんどずっと走っているわけですから、サッカーなどとくらべてもかなりハードな種目です。
心拍数で、もうこれ以上になるとダメというところを最大心拍数といいますが、アルティメットは最大心拍数の88%にまで達すると言われており、運動量はサッカーの2倍ぐらいと言われています。
ディスクを投げる技術も、試合時間中走り続ける体力も、多くの要素が要求されるため、英語で「究極」の意味である「アルティメット(Ultimate)」という名前がつきました。
試合は、21点先取で、11点でハーフタイムというのが本来ですが、実力が均衡するようなチーム同士ではなかなか終わらないため、時間制をとる場合が多いです。
前半40分、ハーフタイム10分、後半40分のような時間設定が多いです。
また、最大の特徴は、審判を置かないセルフジャッジ方式を採用していることです。
ゲームはアメリカンフットボールのようなルールですが、タックルなどの身体接触は一切認められていません。
相手にぶつかるなどのファールをした場合、ファールされた者がコールし、プレーを中断して攻撃権を得ます。これには必ず従わなければなりません。言わば、相手チーム全員が審判というわけです。
したがって、審判に見つからなければいいというようなファールはあり得ません。
運動量が多く、激しいプレーもありながら、ファールが少なく、参加しても観戦しても非常に気持ちのいいスポーツです。
国内では、日本フライングディスク協会主催の全日本アルティメット選手権が毎年開催されており、全国でチーム数が多いことから、東日本、中部、西日本の3地域に分けて地区予選があります。
また、大学生のチームが大半をしめており、日本学生フライングディスク連盟が主催する大会も行われています。
さらには、ディスクショップの Club Jr.が毎年3月に富士川でドリームカップという大会を開催しています。
協会登録にかかわらず参加できるという手軽さもあり、普段活動しているチームはもちろん、寄せ集めの即席チームや、強い選手を集めたスペシャルチームなども参加し、約100チームが参加する日本最大の大会となっています。
また、世界選手権ももちろんあり、ディスクゴルフ同様、World Games の正式種目になっています。フライングディスク種目の中では一番オリンピックに近い種目ではないでしょうか?
ハードですが、いったんのめりこんでしまうとやめられないアルティメット。
あなたも体験してみませんか?
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ディスクゴルフ
http://dsquare.exblog.jp/1868931/
2005-01-29T22:28:25+09:00
2005-01-29T23:08:01+09:00
2005-01-29T22:26:29+09:00
discsquare
公式種目
ルールは、ボールのゴルフとほとんど同じです。
ボールを打つ代わりにディスクを投げ、カップの代わりに専用のゴールがあります。
コースにもよりますが、1ホールが50m~100mのコースが多いです。
基本的にはホールの距離に関係なくPAR3となります。
1投目でゴールに入らなかったら、落下して静止した場所から、2投目を投げます。ゴールに入るまでこれを繰り返します。ゴルフと同様、ゴールに入るまでの投数の少なさを競います。
ボールのゴルフは、距離によってクラブを使い分けますが、ディスクゴルフの場合は、ディスクを使い分けます。
長距離用のディスク、パット用のディスク、あるいは右へカーブするディスクや左へカーブするディスクなどです。
大会に出場する選手は、写真のような専用バッグに種類の違うディスクをたくさん入れてラウンドします。ディスクは、長距離用については先に紹介したディスタンスに使用するものと同じ種類のディスクで、小型で重く、流線型のものを使います。
パット用のディスクは、大きさや重さは同じですが、リム(ふちのこと)が丸く、まっすぐ飛ぶように設計されています。また、ゴールを外した場合も、やわらかめの素材でショックを吸収し、着地したところでピタッと止まりやすくなっています。
上の写真は私のディスクバッグですが、右の方がリムの丸い近距離用、左の方が薄く流線型の長距離用となっています。
ディスクゴルフは、アルティメット同様、World Games の正式種目となっており、オリンピック種目への採用が期待される種目です。
国内の大会では、日本ディスクゴルフ協会主催で多くの大会が開催されています。
日本フライングディスク協会主催では、全日本フライングディスク個人総合選手権大会の中での1種目として行われています。
また、それぞれの各都道府県協会でも多くの大会が開催されています。
上級者が参加する大会では、プロゴルフツアー並みに、一投一投、緊迫した雰囲気となっています。また、考えられないような距離から見事にゴールを決めるスローも見られます。
観戦するだけでもおもしろいです。
近くにコースがあれば、ディスク2~3枚で始められます。
みなさんもいかがですか?]]>
World Games(ワールドゲームズ)
http://dsquare.exblog.jp/1868686/
2005-01-29T22:08:05+09:00
2005-01-29T22:19:56+09:00
2005-01-29T22:07:15+09:00
discsquare
大会
え、知らないですか?
では、みなさんよくご存知のオリンピックから説明しましょう。
オリンピックの公式種目の各競技団体は、GAISF(国際スポーツ団体総連合)に加盟しています。
GAISFとは、世界3大陸以上、かつ30か国以上に普及している競技団体で構成されている世界のスポーツ統括組織です。
ですから、比較的メジャーなスポーツであっても、一部の地域でしか行われていないような競技はGAISFに加盟できません。
で、World Games は、そのGAISFに加盟している競技で、オリンピック以外の競技を実施する国際スポーツ大会です。
なお、オリンピック以外の全ての種目が実施されるわけではありません。IWGA(国際ワールドゲームズ協会)に加盟が認められた競技に限ります。
World Games は、オリンピックと同様、4年に1回行われています。
オリンピックとの大きな違いは、既存施設を利用すること。World Games のために新規施設を建築するということはありません。このルールによって、オリンピックと同規模ながら、かなり経費を抑えることに成功しています。
IWGAに加盟が認められるかどうかは、この既存施設を使える種目かどうかにも係わってきます。
オリンピック同様に毎回違う国で開催されますが、2001年には日本の秋田県で開催されていたんですよ。知ってました?
また、近年は IOC(国際オリンピック委員会)の後援を受けて開催されています。
最近では、World Games で行われていたトランポリンやテコンドーなどの種目がオリンピックに移行しました。
そういう流れから、オリンピック種目に新規参入するには、まず World Games の正式種目にならなければならない、というのが暗黙の了解となっています。
で、このページの主題であるフライングディスクですが、GAISF、IWGAともに加盟しており、なんと「アルティメット」と「ディスクゴルフ」は、World Games の正式種目となっています。
オリンピックの種目になる日も近いんでしょうか?
余談ですが、GAISFの会議では、競技名順に座席が決まっており、Flying Disc と Football(サッカー)は隣同士。つまり、WFDF(世界フライングディスク連盟)役員と、FIFAの役員が肩を並べて座るわけです。すごいでしょ?
●JWGA:日本ワールドゲームズ協会
●第6回ワールドゲームズ(秋田・2001年)公式記録サイト
●IWGA:国際ワールドゲームズ協会(英語)
●GAISF:国際スポーツ団体総連合(英語)]]>
ガッツ
http://dsquare.exblog.jp/1868480/
2005-01-29T21:48:46+09:00
2005-01-29T21:47:56+09:00
2005-01-29T21:47:56+09:00
discsquare
公式種目
この種目は非常に分かりやすい内容です。
5人対5人で行う種目で、図のように横一列に並んだ5人の相手チームに向かって、14mの距離から思いっきりディスクを投げます。
投げられたディスクを片手でキャッチできるかどうかを競うものです。 キャッチできた場合は得点の移動がありません。
手の届く範囲に来たのにキャッチできなかった場合は、スローしたチームに1得点が入ります。
ぜんぜん的外れの方向や、14m先に届かず地面に落ちた場合など、キャッチできないところへスローされた場合は、キャッチする側のチームに得点が入ります。
また、はじいてしまったディスクを地面に落ちる前に他の選手がキャッチすればセーフです。これはフォローキャッチといいます。
通常21点先取で行われ、スローは1投ずつ交互に行われます。
投げられたディスクを受けるだけなのですが、14mの距離は意外と短く、スローは時速150kmにもなる場合があります。初心者は思わずよけてしまうでしょう。
スピードのあるディスクをしっかり受ける、まさに「ガッツ」のいる種目です。
また、ディスク競技の中で、唯一手袋の着用が認められています。
上級者になると速いだけでなく、変化球(盤?)も投げることができ、ますますキャッチが難しくなります。ガッツ種目だけで使用する独特なスロー(変化する投法)がたくさんあります。
大会は毎年、全日本ガッツ選手権が開催されています。また、日本のチームはレベルが高く、世界選手権でも上位に入っています。
ある程度の人数は必要ですが、ガッツ用のディスク1枚だけでできる種目です。
一度試してみませんか?]]>
D.D.C.(ダブル ディスク コート)
http://dsquare.exblog.jp/1867024/
2005-01-29T18:37:28+09:00
2005-01-29T22:28:32+09:00
2005-01-29T18:36:38+09:00
discsquare
公式種目
この種目は、ダブルスのテニスのような種目で、2人対2人で行います。
17m離れた13m四方のコートを使用します。テニスのようなネットはありません。
また、ディスクは2枚使用します。 テニスのようにお互いのコートに向かってディスクを投げます。
キャッチミスをすれば相手に得点が入ります。
また、スローミスをして相手のコート内にディスクがとどまらなかった場合も相手に得点が入ります。コート内にディスクが着地しても、転がったり滑ったりしてコート外に出てしまったらアウトです。
キャッチミスや、スローミスの点数は1点です。
相手がキャッチしにくく、しかもコート内にとどまるように投げるには、かなりのコントロールを必要とします。
D.D.C.の面白いところは、2枚同時に相手チームにキャッチさせれば得点になることです。
これを「ダブル」と言い、同じチームの2人が同時に2枚をキャッチしてしまったら、その時点でアウトです。
このときの点数は2点になります。
1枚を上空高くカーブさせて滞空させ、そのディスクが相手チームに届くころを見計らってもう1枚をするどく投げるという、ダブル狙いの戦略もあります。
攻めの戦略があれば、守りの戦略もあります。
ダブルを狙われたとき、滞空してゆっくり来たディスクをバレーボールのレシーブのようにはじきあげます。はじきあげることをチップといいます。
チップしてディスクが空中にある間に、もう1人がダブル狙いで来たするどいパスをキャッチしてすぐさま相手に投げ返します。
その次の瞬間、チップしていたディスクをキャッチします。
こうすると、チップしている間は同時に2枚持つことにならないので、ダブルを取られず、プレーを続けることができます。
チップしている間は非常に短い時間なので、その間にもう1人がキャッチしてすぐさま投げ返すのも難しいことです。これらは上級者のテクニックになります。
言葉で説明しにくいですが、やってみると非常におもしろく、奥の深い種目です。
大会は全日本フライングディスク個人総合選手権大会の1種目として開催されます。また、比較的設営のしやすい種目ですので、各都道府県協会が主催して実施しているところもあります。]]>
フリースタイル
http://dsquare.exblog.jp/1866597/
2005-01-29T17:34:04+09:00
2005-01-29T17:33:14+09:00
2005-01-29T17:33:14+09:00
discsquare
公式種目
この種目は、ディスクを使った新体操のようなものです。
通常、音楽にあわせて、2~3人でパスをまわしながら演技を行います。
規定演技はなく、大会にもよりますが、3分程度の自由演技となります。
「完成度」「難易度」「表現力」の3つの要素で採点されます。
採点のイメージで言うと、フィギュアスケートやシンクロナイズドスイミングなどが近いかと思います。
自由演技ですが、いくつかの基本的な技があります。
基本はスローアンドキャッチですが、単に投げて受けるだけでは演技になりません。
簡単なところでは、トリックキャッチ。足の下や、首の後ろ、あるいは背後でディスクが見えない姿勢でのキャッチなどがそうです。
難しい姿勢で両手でキャッチする場合もありますが、片手でのキャッチが基本。
次によく行う演技がディレイです。
相手が投げたディスクをキャッチしてしまうと回転が止まってしまいますが、ディレイは、ディスクの回転を保持したまま受け取るもので、通常、爪の上でディスクを回転させるネイルディレイがよく使われます。
ネイルディレイは、右利きの人はカウンタークロックワイズ(反時計回り)、左利きの人はクロックワイズ(時計回り)の回転がやりやすいとされています。また、上級者は、どちらの回転でも左右どちらの手でもディレイができます。
ディスクの中心がくぼんでいるわけではないので、常に中心をとらえるよう指先でコントロールしなければなりません。
ネイルディレイができるようになるまで、早い人で1~2週間、場合によっては、数か月程度練習を要することもあります。
私は、数か月かかりました。
フリースタイルの世界ではディレイはできて当たり前という感じです。ディレイだけを演技として見せることはありません。
ディレイだけを見せる場合は、足の下をくぐらせたり、難しい姿勢で行います。
どちらかというとディレイは演技のつなぎとして使われることが多く、ディレイでキャッチして回転をつけたまま、右手→胸→左手と転がすボディーロールをしたあと空中にディスクを浮かせてトリックキャッチ、などという演技が一般的です。
ディスクは、27cm、160gのスカイスタイラー(ディスクラフト社)などのディスクがよく使われます。
また、ネイルディレイのため、ディスクの裏側(ボトム)にシリコンスプレーを塗って滑りを良くしたりします。爪に保護剤を塗ったり、ディレイ用の付け爪をする選手もいます。
最初は、普通のスロー→トリックキャッチから始めて、ネイルディレイができるようになれば、ボディーロールなどの技にチャレンジしていくというのが、始めやすいと思います。
大会は、全日本フライングディスク個人総合選手権の1つの種目として開催されています。
たまに、ローカルな大会も開催されているようですが、開催には音楽設備の準備が必要であったり、採点方法など専門知識も必要で、簡単に大会が開催できる種目ではありません。
逆に、練習は四畳半の部屋でもできますし、ちょっとした広場でも2~3人でできます。
人通りの多い公園でやると結構注目されますよ。
一度やったらやみつきになるフリスタ。あなたもチャレンジしてみませんか?
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アキュラシー
http://dsquare.exblog.jp/1259627/
2004-12-02T22:36:54+09:00
2004-12-02T22:36:03+09:00
2004-12-02T22:36:03+09:00
discsquare
公式種目
アキュラシーは、決められた位置から的を正確に狙い、何投通過したかを競う種目です。
的は、図のとおり、地上1mの高さの1.5m×1.5mの正方形の枠です。
通常ネットを張りますが、ネットに入らなくても通過すればOKです。
ディスクを投げる場所はスローイングサイトと呼ばれ、7個所あります。
図のとおり、ゴールの正面には、13.5m、22.5m、31.5mの3個所、右斜めと左斜めには、13.5m、22.5mの2個所ずつになります。
斜め方向は、ゴールに対して20°ぐらいしかなく、サイトに立つとほとんど縦に立っているように見えます。
1個所のサイトからは4投ずつスローします。したがって全部で28投です。
また、制限時間があり、28投を7分以内に投げなければなりません。時間切れの場合は失格ではなく、そこまでの通過投数が記録になります。
7個所のサイトの順番は自由で、好きな場所から自分で順番を決めて投げます。ディスクは、ほとんどの方が、右や左に曲がるクセが無いステイブルディスクを使用します。
ステイブルディスクとは、地面と平行に投げれば、ディスクも素直にまっすぐ飛ぶ性質のディスクのことです。多くの選手は、アルティメット用の27cm、175gのディスクを使います。
一番遠いサイトは正面の31.5mですが、かなり遠いです。
31.5mのサイトに立つと、ゴールの枠がとても小さく見えます。
世界記録は25投、日本記録は19投です。
もし、パーフェクトを出せば歴史に名を残すことができますよ。
[写真]
左側からの22.5mから投げてディスクがゴールに入る瞬間。
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ディスカソン
http://dsquare.exblog.jp/1243240/
2004-12-01T18:37:52+09:00
2004-12-01T22:33:24+09:00
2004-12-01T18:37:00+09:00
discsquare
公式種目
ディスカソンとは「ディスク」と「マラソン」の造語で、1km程度の起伏のあるコースをディスクを投げながら走り、その速さを競う種目です。
マラソンというより、クロスカントリーのイメージです。
選手はディスクを2枚持ち、スタートと同時に1枚目のディスクを進行方向に投げます。投げたディスクの落下点まで走り、そこを起点にして持っている2枚目のディスクを投げます。足元に残った1枚目のディスクを拾い、次の落下点まで走ります。
「手持ちのディスクを投げる→足元のディスクを拾う→落下点へ走る」
この3つを繰り返してコースを進むマラソンです。
コースは、樹木などに「番号」と「右か左の矢印」が表示されていて、その番号順に矢印で示された側を通過しなければなりません。これらは、「マンダトリー(旗門)」と呼ばれます。
おもしろい点は、ディスクさえマンダトリーを通過すれば、人間はどこを通ってもよいことです。ジグザグのコースもディスクをカーブさせて通過すれば、自分は直線的に走りショートカットすることも可能です。
さらに、特殊なマンダトリーとして「テスト」というものがあり、決められたラインから1投で通過しないとミスとなり、ペナルティーで遠回りのマンダトリーを回らなければなりません。コース内には1~2個所のテストがあります。
また、コースにはゴルフのようにOBも存在します。
OBとなってしまったディスクは使用できません。予備も含めて3枚までディスクを持って走れますが、2枚なければプレーできませんので、2枚がOBとなり、手持ちディスクが1枚になったところで途中失格になります。
ディスクは投げるだけでなく、転がしてもOKです。上方向に障害物のあるときに役立ちます。ディスクを転がすことをローラーといいますが、練習すればローラーでも右や左に自在にカーブさせることができます。
どちらかというと長距離を走る持久力より、人間はできるだけ楽なコースを走れるようディスクをコントロールする技術の方が重要になってきます。
国内では、全日本フライングディスク個人総合選手権大会で1つの種目として行われますが、それ以外ではディスカソンは開催されていないようです。
準備や場所の確保も難しいので、ローカルな大会では開催が難しいでしょう。
でも、参加するととても楽しい種目です。
[写真1]
右の木の奥を通過させるマンダトリー。ローラーでカーブして通過させ、自分は木の手前をショートカット。
[写真2]
起伏のあるコース。中段に見えるコーンの裏を通過させるマンダトリー。ローラーで通過させ手前に落とそうとしたけど途中で止まってしまいました。
[写真3]
左に見える枠を通過させるテスト。このテストは通過してペナルティなしでした。
ちなみに背中が膨らんでいるのは、予備のディスク。]]>
S.C.F.(セルフ コート フライト)
http://dsquare.exblog.jp/1243122/
2004-12-01T18:26:35+09:00
2004-12-01T18:25:43+09:00
2004-12-01T18:25:43+09:00
discsquare
公式種目
読み方はそのまま「エス・シー・エフ」で、正式には「セルフ コート フライト」と言います。
M.T.A.の滞空時間×5.5と、T.R.C.の距離を足したものをポイントとして競います。
M.T.A.が8.00秒、T.R.C.が56.00mなら、
「8.00×5.5+56.00=100.00」
というポイントになります。
T.R.C.が40.00mでも、M.T.A.で11.00秒を出せば、
「11.00×5.5+40.00=100.50」
となって上記の100.00ポイントを上回ります。
まずは、2種目ともN/C(キャッチミスのこと。ノーキャッチの略。)をなくすこと。せっかくいい記録を出しても、もう一方の種目がN/Cではもったいないです。
それぞれ5回投げられますから、最初の2~3投はキャッチミスをしないことに重点をおいたほうがいいでしょう。
キャッチして記録を出してから、その更新にチャレンジするという作戦がベストです。]]>
T.R.C.(スロー ラン アンド キャッチ)
http://dsquare.exblog.jp/1243106/
2004-12-01T18:24:29+09:00
2004-12-01T18:23:37+09:00
2004-12-01T18:23:37+09:00
discsquare
公式種目
読み方はそのまま「ティー・アール・シー」で、正式には「スロー ラン アンド キャッチ」と言います。
先に紹介したM.T.A.と同様に、ディスクを自分で投げて自分でキャッチする競技でディスクも同じものを使いますが、M.T.A.が滞空時間を競うのに対して、T.R.C.は投げてから片手でキャッチするまでの距離を競う種目です。
M.T.A.と違って、どこから投げたかを把握しなければいけませんので、スローイングラインがあります。変わっているのは、スローイングラインが直線ではなく円形であるという点です。
風向きの変化への対応と、風向と投げ出し角度の関係は各選手の戦略によって変わってくるためです。
直径4mのサークルがスローイングラインです。助走はサークル外から可能ですが、ディスクが手を離れる瞬間はサークル内でなければなりません。
ディスクをキャッチした瞬間のディスクの位置を計測員がマークし、サークルの中心からの距離を計測します。サークルの端からの距離が記録になりますので、計測した距離から半径2m分をマイナスしたものが記録となります。
円の中心からキャッチした点までが30mなら記録は28mですね。
風上にまっすぐ投げると、風に戻されてまっすぐに投げた場所に戻ってしまい距離をかせぐことができません。多くの選手は風に対して斜め45度ぐらいで投げ出し、自分の前方に押し戻されたディスクが落ちてくるようにコントロールします。これはM.T.A.と同様の戦略で、滞空時間をかせいでその間に走るという方法です。
脚力に自信のある選手は、逆に追い風に近い形でディスクを投げて飛行距離をかせぎ、滞空時間は短くなる分、脚力でカバーしてキャッチし、記録を伸ばします。
大会では1人5回投げ、一番いい記録を採用します。
最初の2~3回でスタンダードな攻め方である程度の記録を出しておき、4回目、5回目で追い風で長記録にチャレンジするというようなこともできます。
世界記録は日本人が保持していて、92.64m。
92mを全速力で走るのも体力が必要ですが、92m走る間、ディスクを滞空させなければならないということに気づかれましたか?
M.T.A.で10秒以上記録を出せば国内大会で上位に入れると紹介しましたが、あなたは10秒で90m走れますか?そう考えるとT.R.C.の難しさが分かってもらえると思います。
自分が走れる最大の距離にちょうど落下するように滞空時間と距離を調整して投げて、走って、キャッチする。これほど難しいものはありません。
個人種目の中ではかなりハードな種目ですね。]]>
M.T.A.(マキシマム タイム アロフト)
http://dsquare.exblog.jp/1221953/
2004-11-30T00:47:14+09:00
2004-11-30T00:47:34+09:00
2004-11-30T00:45:30+09:00
discsquare
公式種目
読み方はそのまま「エム・ティー・エー」で、正式には「マキシマム タイム アロフト」と言います。
ディスクを風上に向かって高く投げ上げると、一定の距離まで飛んだあと、風に押し戻されて自分の方向に戻ってきます。その性質を利用して、自分で投げて自分でキャッチし、その滞空時間を競う種目です。キャッチは片手でしなければなりません。
大会では1人5回投げ、一番滞空時間の長い記録が採用されます。
M.T.A.用のディスクは、23.5cm、100gのファーストバックというディスクがよく使われます。ディスクの中央部分が盛り上がったデザインになっていて、空気を含みやすく滞空時間を延ばす工夫がされています。
その特殊なデザインゆえに、地面と平行に投げても右方向へ傾き、右カーブになってしまうというクセがあります。ちなみに、右方向へ傾くクセのあるディスクを専門用語で、アンダーステイブルディスクといいます。
アンダーステイブルディスクをきちんと投げられる技術と、できるだけ遠くへ飛ばす遠投力が必要です。また、風を読んだり、風の強さによって投げる高さを調整したりするセンスも重要。
初心者の方が投げると、右へ傾き失速して落下したり、あるいは戻ってこなかったりします。独学ではかなり難しいと思いますので、これからはじめる方は経験者の方に教えてもらった方がいいと思います。
ちなみに世界記録は16秒72。気の遠くなる時間です。
国内の大会では10秒出せば上位に入れます。ちなみに私Cozyは8秒前後。
だけど、大会ではなかなか思うように飛んでくれません。ん~難しい。
[写真1]
風を読んで思いっきり投げます。
[写真2]
ディスクの飛行を見ながら落下位置を予測して走ります。
[写真3]
片手でキャッチ。0.1秒でも時間をかせぐため、低い位置でキャッチするのが基本。
写真は落下位置の予測を誤り、高い位置でキャッチしてしまった悪い見本…。]]>
ディスタンス
http://dsquare.exblog.jp/760612/
2004-10-30T15:13:38+09:00
2004-12-02T23:03:38+09:00
2004-10-30T15:11:49+09:00
discsquare
公式種目
ディスタンスのルールは簡単。2分30秒以内に、5回ディスクを投げ、一番遠くまで飛んだ距離を記録とします。早い話ができるだけ遠くへ投げる、それだけです。
ディスタンス競技用のディスクは、流線型で小型(21cmほど)、重さは150gと少し重めです。みなさんが公園などで遊んでいるディスクは、23~25cm、100~120gぐらいが多いと思います。競技用ディスクは小さくて重いので、実際持つとその重さ以上にずしっときます。
でも、フライングディスクってどれぐらい飛ぶのかってイメージできますか?
ちなみに、私、Cozyの記録は100mほど。
全日本フライングディスク個人総合選手権大会では、100m飛ばしても中の下ぐらいの成績です。130m~140mぐらいで上位に入れるという感じです。
サッカーコートが縦105mほど、野球場のセンターの距離が122mほどですから、サッカー競技場や陸上競技場、野球場などでは、狭くて個人選手権を開催できないということになります。
日本記録が177.50m、世界記録はなんと250.00m(スウェーデンの選手)です。
大会のときは、追い風の方向にフィールドを設置するので、どの風向にでも対応できるよう、国内大会であっても、最低200m×200mの広さは確保しなければなりません。
また、砂地の場所では、スローはできても、着地の際のディスクの痛みが激しいので原則として芝生で開催することとなっています。
非常に開催場所の確保が難しい種目と言えます。
また、単に遠く投げるといっても、100m以上投げようと思えば、相当の筋力と技術が必要です。筋力よりも技術のほうが重要で、力だけでは飛ばないのがフライングディスクの難しいところ。
陸上競技でもいくつかの投てき競技がありますが、人が自分の手で物を投げる競技の中では、フライングディスクが一番の飛距離と言えるのではないでしょうか?]]>
フライングディスクの歴史1
http://dsquare.exblog.jp/408165/
2004-10-01T23:01:39+09:00
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フライングディスクとは?
まずは、フライングディスクの始まりということで。
1940年代後半、アメリカのコネチカット州のエール大学の学生が、近くのパン屋さんのパイを食べた後、その金属製のパイ皿を裏返して投げて遊んだのが始まりとされています。
そのパン屋さんの名前が「フリスビー・ベーカリー」。
そこからフリスビーの名前がついたんです。ウソのようなほんとの話。
1948年にはプラスチックのフライングディスクが考案され、1959年には「フリスビー」が商標登録されました。パン屋さんは「Frisbie」というスペルだったので、フライングディスクの方は、「Frisbee」で登録されました。
登録したのはWham-Oという会社。この会社はフラフープを作った会社です。
ですので、この会社のディスクだけが、「フリスビー」の名を語れます。
他社製のディスクも含めた総称がフライングディスクというわけです。
写真は、私が持っている、本物の1940年代のパイ皿です。
「FRISBIE'S PIES」と書いてあります。]]>
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お知らせ
フリスビーの登録商標で有名なフライングディスク。公式競技は10種目あります。
スポーツとしてのフライングディスクの魅力を私Cozyがいろいろな視点からお伝えしていこうと思っています。
お楽しみに!]]>
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